食文化と昔ながらの食習慣

食文化と昔ながらの食習慣

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食文化や昔からの食にかかわる習慣

今回のYANAGIBASHIかわらばんは栄養科の一倉が担当します。

私は仕事柄、少し堅苦しい表現になりますが、「食文化や昔からの食にかかわる習慣」について触れる機会があります。

今回、日本人の多くの方々が、意識せず実践されている、ふたつの和食の食べ方をご紹介させて頂きます。
「そうそう…」と楽しんで読んで頂けたら幸いです。

一汁三菜(いちじゅうさんさい)の考え方

一汁三菜とは「ご飯」に「汁物」と3つの「おかず」を組み合わせた献立で、和食の基本と言われています。(例:ご飯・味噌汁・焼魚・煮物・和え物 など)体に必要な「エネルギーになるもの」「体を作るもの」「からだの調子を整えるもの」という、3つの栄養素をバランスよくとることができます。

和食のおかずは、ご飯と一緒に食べることで、ちょうど良い味付けになっています。

口中調味(こうちゅうちょうみ)という食べ方

ご飯とおかずを交互に食べ、口の中でご飯におかずの味を重ねて、よく噛み、味わいの移ろいや変化を楽しむ、この食べ方を「口中調味」といいます。
日本の家庭で昔から実践されてきた食べ方です。

  1. まず汁を一口飲み、汁の具を食べます。
    汁の温かさにより、リラックスする効果があったり、箸の先が濡れることで、ご飯粒がつくことを防ぐことができます。

  2. ご飯茶わんを手で持ちます。
    ご飯を中心にして、おかずを合わせて食べるので、おかずを食べる時はご飯茶わんを持ちます。

  3. ご飯を一口入れて、少し噛み、続けておかずも一口入れて一緒に噛みます。

  4. 口の中がなくなったら、「ご飯+おかず」で食べたり、汁を飲んで口の中をすっきりさせたりを繰り返して食べていきます。口の中に残っている食べ物を汁で流し込まないよう、ご飯やおかず、汁の具はよく噛みます。

噛むことって大切

噛むことは食べ物をかみ砕くだけでなく、全身の機能を活性化する重要な役割を担っています。
噛むことは唾液を分泌しやすくする他、脳内血流の増加、食後の体温の上昇、脳内のセロトニンの増加につながります。セロトニンは幸せホルモンと呼ばれ、リラックス効果があります。
又、食べ始めてから1520分経つと満腹中枢を刺激してくれるため、食べすぎを防ぐ効果もあります。

こぼれ話

私自身、小骨の多い焼き秋刀魚や鯵の煮付けなどをいただく時は、骨取りに集中するあまり、魚→ご飯 と進まず、気付くと魚だけが減り、煮付けの時などは最後に煮汁を少しかけていただくこともあります(コラーゲンだ~と言い訳しながら…)。
後ろめたい気持ちもありますが、幸せ気分が大いに勝って、美味しくいただいております♡♡♡

↑『一汁三菜の食事』

今回のかわらばんは以上です。
次回もお楽しみに‼

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