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⾃宅に帰り、⾝の回りのことが安全にできるようになった…
はたしてそれだけで、人生が充実している、と思えるのでしょうか?
本来「リハビリテーション(Rehabilitation)」とは、
再び(Re)-適した(habit)-状態へ復権する、という意味を持っており、
単純にからだの機能を回復させる、という意味だけでなく、
その人らしい、人間的な生活に復権する(全人間的復権)という意味を含んだ概念です。
家の中でトイレにいける、お風呂に入れる、食事を食べられる、
それはとても大事なことですが、
さらに、友人と会う、ご家族とデパートに出かける、旅行に出かける、趣味を楽しむ・・
そういった楽しみ、⽣きがいがあるからこそ、「⽣きている」と感じられるのではないでしょうか。
そんな当たり前の「その人らしい人生」を取り戻すため、
みなさまひとりひとりの、それぞれのストーリーに合わせた「ほんとうのリハビリテーション」を提供する、
それが当院リハビリテーション科の理念です。
当院のリハビリテーションをご利用される際には、
ぜひとも「こういうことができるようになりたい、してみたい」など
みなさまが大切にされていることをセラピストにお聞かせください。
「ちょっと無理かもな…」なんて遠慮する必要はありません。
私たちは全力で、あきらめずに、その実現をサポートいたします。
理学療法士(PT)→■ライトグリーン
作業療法士(OT)→■ロイヤルブルー
言語聴覚士(ST)→■バーガンディ
のラインが目印です!
理学療法士は、身体の機能のプロフェッショナルです。当院にいらっしゃった様々な状態のみなさまに対して、あきらめずに、最大の身体機能への回復を目指して、理学療法を提供いたします。
作業療法士は、「作業(Occupation」の力を用いて対象者の人生において「大事なこと、やりたいこと」の実現を支援する専門職です。作業療法の対象領域は食べる、寝る、トイレに行くなどの基本的日常動作(ADL)から趣味など生きがいにつながる活動まで幅広く含まれます。当院の作業療法士は、その方がどのような人生を送ってきたのか、何を大切にしているのか、今後どうしたいのか、をお伺いし、一人一人に合わせた作業療法を提供します。
回復期リハビリテーション病棟は、集中的なリハビリテーションを行い、1日も早い自宅復帰と、その人らしい生活への復帰を促進する病棟です。必要に応じて理学、作業、言語聴覚の各種療法士が担当となり、1日最大3時間(9単位)のリハビリテーションを実施しています。
在宅退院にあたっては、在宅領域の社会資源(ケアマネージャー、訪問看護、訪問ヘルパー、訪問リハビリ、通所サービスなど)を紹介、調整し、病棟で行えるようになった活動が、在宅復帰後も無理なく、安定して行えるような退院調整を行うよう心がけています。
療養病棟では、回復を目指す方、ターミナル期として苦痛なく過ごすことが主目的となる方、など、入院されている方の状況がお一人お一人大きく異なります。ご家族、病棟と連携をしながら、その方の状況に合わせ、回復期リハと同様に機能回復を促進したり、苦痛の除去や、褥瘡、拘縮などの二次的な合併症の予防、またご家族との価値のある時間を過ごせるように介助のもとベッドから車椅子に移って過ごしていただく、などのリハビリテーションを実施しています。
※原則として、リハビリテーション期限を終了された方は最大月間13回までのリハビリテーション提供となります。
外来通院される方へのリハビリテーションは、主に肩関節周囲炎や変形性ひざ関節症などの整形外科疾患や、脳血管疾患の退院後に生活を行えることはできるが、もう少し機能的なプログラムを継続したい、といった方のご利用が多くなっております。脊髄損傷へのリハ、切断後の義足歩行練習、失語症に対する継続的な言語聴覚療法、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患に対する呼吸リハビリテーションなども対応可能です。外来にてリハビリテーションをご希望される場合は、一度ご相談ください。
外来リハビリテーションの開始には医師の診断と処方が必要となります。詳しくはお問い合わせください。
リハビリテーション期限を越えての継続は原則として行えません。
在宅領域でのリハビリテーションとして、訪問リハビリテーション、通所リハビリテーション(短時間型)を提供しております。病院の中で提供できるリハビリテーションだけでは、最終的な生活への定着、習慣化には至らない場合がございます。実際に在宅生活を送る中で、お困りの点、新たに気付いた問題に対処できるよう、支援させていただきます。
理学療法士(PT) | 17名 |
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作業療法士(OT) | 7名 |
言語聴覚士(ST) | 5名 |
リハビリ助手 | 2名 |
レッグプレス・チェストプレス
自転車エルゴメータ
上肢エルゴメータ、トレッドミルなど
運動療法に適した環境のリハビリテーション室
機能的電気刺激装置、IVES(アイビス)
歩行分析装置 ゲイトジャッジシステム
科学的に歩様を確認しながら理学療法を進めます
失語症・高次脳機能検査キット
当院リハビリテーション科では、普段の臨床業務のみならず、
学術研究活動、臨床教育活動も積極的に行なっております。
タイトル | 職種 | 発表学会 |
短時間通所リハ利用者の要支援・要介護を分類する要因とカットオフ値の検討 | PT | 第9回日本地域理学療法学会学術大会 |
COVID-19感染症後の回復期呼吸リハビリテーションの効果〜当院が経験した6例の結果から | PT | 第42回関東甲信越ブロック理学療法士学会 |
脳卒中後上肢麻痺に対し回復期より修正CI療法を実施し10ヶ月に渡り回復を辿った一症例 | PT | 第20回日本神経理学療法学会学術大会 |
グループウェアを用いた院内/オンラインハイブリッド型臨床実習の実践報告 | PT | 第11回日本理学療法教育学会 |
COVID-19若年重症化例に対する呼吸リハビリテーションの効果 | PT | 第32回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会 |
アロマや映画鑑賞などの作業歴を反映した探索活動がもたらした変化~破壊的変化を経験した一事例~ | OT | 第31回日本作業行動学会学術集会 |
おしゃれをして装うことで自分らしさを取り戻した大腿骨転子部骨折の一事例 | OT | 第56回日本作業療法学会 |
舌圧測定器を用いた舌抵抗訓練により舌圧の向上が得られた2症例 | ST | 第28回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術集会 |
タイトル | 職種 | 発表学会 |
母として,家庭維持者としての役割への復帰を果たした左大腿骨幹部骨折の一事例 〜作業療法プロセスモデル (OTIPM)を用いた作業療法〜 |
OT | 第17回東京都作業療法学会 |
旅行を再開できた右大腿骨転子部骨折の一事例 ~作業ストーリーテリング・作業ストーリーメイキングを用いた作業療法~ |
OT | 第17回東京都作業療法学会 |
コロナ禍における院内/オンラインを併用したハイブリッド型臨床実習の実践報告 | PT | 第40回関東甲信越ブロック理学療法士学会学術集会 |
COVID-19感染症治療後に回復期リハビリテーションを実施した2症例 | PT | 第31回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会 |
タイトル | 職種 | 発表学会 |
生産性向上への取り組み | PT | 第32回公益財団ライフ・エクステンション研究所 院内シンポジウム |
タイトル | 職種 | 発表学会 |
短時間通所リハ(2時間未満型)の効果検証及び介護度の変化との関連性 | PT | 日本予防理学療法学会学術集会 |
選ばれるための取り組み〜人材採用におけるブランディング | OT | 第31回公益財団ライフ・エクステンション研究所 院内シンポジウム |
タイトル | 職種 | 発表学会 |
柳橋分院における短時間型通所リハビリテーションの現状報告および効果検証 | PT | 第43回公益財団ライフ・エクステンション研究所 院内研究発表会 |
当院回復期リハビリテーション病棟における実績指数に影響を及ぼす因子の検討 | PT | 第43回公益財団ライフ・エクステンション研究所 院内研究発表会 |
回復期リハビリテーション病棟退院後の男性の生活状況調査 -セルフケア,生産活動,レジャーに着目して- |
OT | 第51回日本作業療法学会 |
作業療法にキャリア・アンカーの概念を併用し復職を支援した一事例 | OT | 第51回日本作業療法学会 |
タイトル | 職種 | 発表学会 |
柳橋分院におけるシリーズ型予防教室「元気で長生き塾」の開催報告 および効果検証 |
PT | 第42回公益財団ライフ・エクステンション研究所 院内研究発表会 |
ES(従業員満足度)を高め,CS(顧客満足度)の高い病院に ~柳橋分院「働きやすい職場とは?」職場アンケートの結果から~ |
PT | 第30回公益財団ライフ・エクステンション研究所 院内シンポジウム |
予防教室「元気で長生き塾」の開催報告 -参加者の活動参加状況,身体機能と活動・参加の関連性の検証- |
OT | 第50回日本作業療法学会 |
タイトル | 職種 | 発表学会 |
「ほおずき市...行きたいです」-実際の作業が契機となり 自宅,職場復帰を果たした高次脳機能障害の一例- |
OT | 第50回日本作業療法学会 |
回復期におけるニューロリハビリテーションの実践例 | PT | 第41回公益財団ライフ・エクステンション研究所 院内研究発表会 |
タイトル | 職種 | 発表学会 |
「本を読みたい....もう言えないまま死んでいくと思っていた」 文学との繋がりを獲得することを目標に作業療法を行った大腿骨顆上骨折の一例 |
PT | 第11回東京都作業療法学会 |
年度 | 受け入れ人数 | 養成校名 | ||
PT | OT | 計 | ||
2022 | 9 | 2 | 11 | 東京都立大学,高知リハビリテーション専門職大学,杏林大学,東京工科大学,日本医療科学大学,東京医療学院 |
---|---|---|---|---|
2021 | 8 | 2 | 10 | 東京都立大学,杏林大学,日本医療科学大学,帝京平成大学,東京医療学院 |
2020 | 2 | 2 | 4 | 東京都立大学 |
2019 | 1 | 2 | 3 | 帝京平成大学,高知リハビリテーション学院 |
2018 | 5 | 8 | 13 | 首都大学東京,吉備国際大学,日本医療科学大学,東京工科大学,高知リハビリテーション学院,東京衛生学園専門学校,帝京平成大学 |
2017 | 7 | 7 | 14 |
吉備国際大学,東京工科大学,日本医療科学大学,帝京平成大学,高知リハビリテーション学院,東京衛生学園専門学校,横浜リハビリテーション専門学校 |
2016 | 9 | 9 | 18 | 吉備国際大学,日本医療科学大学,帝京平成大学,高知リハビリテーション学院,東京衛生学園専門学校,横浜リハビリテーション専門学校,白寿医療学院,東都リハビリテーション学院 |
2015 | 6 | 5 | 11 | 吉備国際大学,日本医療科学大学,帝京平成大学,高知リハビリテーション学院,東京衛生学園専門学校,社会医学技術学院 |
2014 | - | - | - | ※次年度以降の受け入れ準備調整 |