消化器内科

消化器内科について

消化器内科は食物の消化に関連する臓器を中心に診ていく内科です。大きく分けて食道〜直腸に至る管腔臓器と肝臓や膵臓などの実質臓器に分けられます。広い対象臓器を診ていくので、疾患の種類や検査・治療も多岐に渡っています。

管腔臓器をみますとヘリコバクター・ピロリ菌が話題となっています。これは消化性潰瘍、胃がんの原因と考えられており、症状の有無に関係なく除菌療法を行う時代となってきました。
一方実質臓器としては慢性C型肝炎は代表的疾患で、現在は注射を行うことなく、副作用のほとんどない内服治療で治癒できる時代になってきました。

また増加し続ける大腸癌はじめ進行消化器癌に対しては化学療法(抗がん剤療法)も進歩しており、当院ではこれら治療の第一線を歩み続け、患者さまに提供させて頂いております。

特色・方針・目標

消化器内科外来は平日の午前、午後ともオープンしており、土曜日も午前オープンしております。
消化器内科病棟は40床あり、各種疾患に入院で対応できます。救急患者さまにも対応するため、救急科とも連携を図り効率的に患者さまに対応しております。
消化管止血術など緊急内視鏡検査・治療も行いますし、さらに外科との連携もスムーズで緊急手術にも対応しております。

病院全体の取り組みとして地域に根ざした医療を心がけており、地元で開業されている医師と定期的に当院主催のカンファレンスや研究会を行っております。消化器内科もその取り組みに積極的に参加し、内視鏡検査を始めとした検査目的や治療目的で数多くの患者さまをご紹介頂いております。

また、需要にお応えするために2016年2月から検査室の拡充を図りました。化学療法(抗がん剤療法)にも力を入れており、化学療法室の充実に努めております。

対象疾患や症状

対象疾患

  • 逆流性食道炎
  • 胃・十二指腸潰瘍
  • 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)
  • 慢性ウイルス性肝炎と肝硬変
  • アルコール性肝炎と肝硬変
  • 自己免疫性肝炎
  • 胆嚢炎
  • 胆石症
  • 膵炎
  • その他各種早期〜進行消化器癌

症状

  • 心窩部痛
  • 腹痛
  • 嘔気
  • 嘔吐
  • 吐血
  • 下痢
  • 便秘
    • 血便
  • 下血
  • 黄疸
  • 食欲低下
  • 腹部膨満
  • 腹部のしこり

検査内容・機器

    • 上部消化管内視鏡
    • 下部消化管内視鏡
    • カプセル小腸内視鏡
    • 超音波内視鏡(EUS)
    • 腹部超音波
  • 腹部MRI
  • 腹部CT
  • 上部消化管透視検査
  • 小腸透視検査
  • 注腸検査

その他

    • 日本消化器病学会関連施設
    • 日本消化器内視鏡学会指導施設
    • 日本消化管学会指導施設



実績

2022年度 来院患者数 

外来初診患者数 2,143
外来再診患者数 11,847
入院患者数 742

2022年度 疾病別退院患者数 

結腸、直腸、肛門及び肛門管の良性腫瘍 101
胆石症 75
腸憩室炎、憩室出血、憩室穿孔など 65
膵臓がん 36
急性膵炎 34
虚血性腸炎 31
胃がん 30
急性胆管炎、閉塞性黄疸など 27
その他 409

対象期間2022年4月1日~2023年3月31日

消化器内科の医師紹介

  • 吉田 英雄 (よしだ ひでお)

    専門
    消化器一般 (消化管)
    役職
    診療部長
  • 一松 収 (ひとつまつ おさむ)

    専門
    消化器全般 (特に下部消化管)
    役職
    部長
  • 松下 美紗子 (まつした みさこ)

    専門
    消化器全般(特に胆膵)
    役職
    部長
  • 上田 真裕 (うえだ まさひろ)

    専門
    消化器全般(特に胆膵)
    役職
    副部長
  • 髙石 幸人 (たかいし ゆきと)

    専門
    消化器全般
    役職
    副部長
  • 牧田 遊子 (まきた ゆうこ)

    専門
    消化器内科

消化器内科の診療体制表

午前

松下 美紗子

上田 真裕

牧田 遊子

吉田 英雄 一松 収 交代担当医

髙石 幸人

(10:00~)

午後

上田 真裕

一松 収
髙石 幸人
吉田 英雄 牧田 遊子 松下 美紗子

一松 収

(IBD・完全予約制)

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