開催報告 地域連携セミナー『歩くを地域で支えるⅠ』(2023.06.08)

開催報告 地域連携セミナー『歩くを地域で支えるⅠ』(2023.06.08)

-80GO!(ハチマルゴー)を考える-

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6月8日(木)19時より、当院にて地域医療連携セミナ―『歩くを地域で支えるⅠ』をZoomによるオンラインと対面のハイブリット形式で開催しました。ご視聴ならびにご参加いただきました医療機関様、ありがとうございました。

今回は、元浅草いけだクリニック院長の池田淳先生を座長にお招きし、「80GO!を考える」というテーマで、副院長/整形外科 主任部長 井口理が講演を行いました。

「80GO!(ハチマルゴー)」とは、フレイル・ロコモ克服のために、国民が自らの目標として実感でき、実践できる活動目標として80歳での活動維持を目指す運動のことで、具体的には80歳でも元気に歩いて外出できる状態をイメージしています。
外出時の目標歩行速度は10秒で11m、分かりやすい表現で「横断歩道を青信号で渡り切れるくらいのスピード」であることもお話いたしました。

フレイル・ロコモとは生活機能が低下し、健康寿命を損ねたり、介護が必要になる危険が高まる状態です。フレイルは、加齢に伴い抵抗力が弱まり心身の機能が低下した状態、ロコモ(ロコモティブシンドローム)は運動器の機能が低下して移動が不自由になった状態を指します。
講演では、フレイルの特長や、ロコモ度のテスト、それぞれの対策などについての解説がありました。

今後も、地域医療機関様との連携を深め、地域のフレイル・ロコモの予防・改善に努め、健康寿命延伸に貢献したい、と講演を締めくくりました。

次回のご案内

次回の地域連携セミナー『歩くを地域で支えるⅡ』は、621日(水)19時より、当院3階多目的ホールとZoomにて、ハイブリット開催いたします。
たいとう診療所院長 斉木三鈴先生を座長にお招きし、「高齢者の足の健康を守る-足のエイジング・疾患からケアまで-」と題して、当院整形外科部長 池澤裕子が講演を行います。
多くの医療機関様、医療従事者の皆さまのご参加をお待ちしております。