1月18日(水)19時半より当院において「東京都がん診療連携 地域連携セミナー」を、Zoomによるオンラインと対面のハイブリット形式で開催しました。
ご視聴ならびにご参加いただきました先生方、地域医療機関様、ありがとうございました。
愛甲院長より開催のご挨拶後、外科 副部長 杉浦 清昭医師より「当院における大腸癌に対する治療の取り組み」と題して、講演を行いました。
ガイドラインに基づく治療を基本方針とし、症例として結腸癌の腹腔鏡下手術の動画や術前シミュレーションをご覧いただきながら解説。また、入院期間の短縮と早期の回復を目指す術後管理についてもお話ししました。今後の取り組みとして、より侵襲の少ないがん手術や将来的にはロボット手術導入に向けて病院として取り組んでいきたいと述べられました。
続いて、「コロナ禍の緩和ケア~「さよなら」なき別れからの脱却~」と題して、緩和ケア内科/がん診療支援・緩和ケアセンター長 廣橋猛医師より講演を行いました。コロナ感染拡大から始まった面会制限や緩和ケア病棟ではどんなことが起きたのかを振り返り、全国に先駆けオンライン面会を始めたことや、多くの病院や施設でも同じようにオンライン面会ができるようクラウドファンディングを行ったことをお話ししました。
患者様に最適な治療ができるよう、がん治療医と緩和ケア医や在宅医が早期に並行してかかわり、繋がりがチカラになる真の連携を目指していきたいと述べられました。
今後も当院は、地域のがん診療の中核的な役割を担ってまいります。また、かかりつけ医である地域医療機関の先生方と連携し、患者さまに最適な診療を提供できるよう努めてまいります。
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