2024年5月14日(火)に、オレンジカフェを開催しました。
今回は、『楽しい音楽療法』と題して、日本音楽療法学会 認定 音楽療法士の佐川 優子 先生に講演していただきました。
音楽療法とは、音楽を聴くとリラックスできる・活力が湧いてくる、若い頃の歌や思い出深い歌に触れることによって、眠っていた記憶などが呼び戻され脳が活性化される効果もあるといわれています。
最初に、佐川先生から「音楽には人々の心をワクワクさせたり、昔を思い出させたりすることができる ”チカラ” があります。今日は、音楽療法とは何か?という講義ではなく、皆さんと一緒に音楽を楽しみたいと思います。」とお話がありました。
佐川先生も台東区下谷が地元ということで、オレンジカフェの3日前に開催された参加者の皆さんになじみが深い「下谷神社 大祭」の話を交えながら、楽しくスタートしました。
「夏」という言葉があるので7月や8月などの夏の歌ではないか?と思われるかもしれませんが、この歌の1番の歌詞には「卯の花」や「時鳥(ほととぎす)」、2番には「五月雨(さみだれ)」などの言葉があることから5月の様子が描かれている歌だそうです。オレンジカフェ前日は、雨模様でまさに五月雨でした。歌詞にある「玉苗」から、田植えの経験なども参加者の方に語っていただきました。
「新茶はもう飲みましたか?出たばかりだから、まだちょっと高いですね。」とお茶にまつわる話から次の曲へ。徐々に夏が近づいてくる季節の移り変わりを感じる曲は、体操も交えて楽しく歌いました。
昭和13年に歌われたこの歌は、大流行したそうです。参加者の皆さんに歌詞に登場する人物の「小政」「大政」「石松」の誰が一番好きですか?という質問をして、好きな人物の登場する1番か2番、3番を歌っていただきました。
この曲の「ワッショイ ワッショイ! ワッショイ ワッショイ!」の掛け声のところでは、鈴とカスタネットを使いながら歌い、とても盛り上がりました。
聴くだけで手拍子をしたくなるので、太鼓を用いて歌うことで、より一層お祭り気分を味わうことができるので、今回は参加者の皆さんに バチ をお渡しして、スタッフが差し出す太鼓を叩いていただきました。「ドン」と1度叩く方、リズムに合わせて「トントン」と叩く方、締めに「ドドン」と叩く方もいて、参加者の皆さんで一つの歌を作り上げた感じがして楽しかったですね!
「たくさん歌いたくて、たくさん用意してきたんです!」と時間いっぱいを使って歌を紹介してくださった佐川先生。冬にコタツに入りながら食べる、というイメージが強いミカンですが花の開花時期は5月の初旬と言われており、春に咲く花の歌でした。
締めは万歳三唱。
笑顔にあふれ、一緒に楽しむ人がいればますます味わい深くなる "音楽のチカラ” を感じたオレンジカフェでした。
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