新年度がスタートし、早くも半月が経ちました。春は少しずつ気温が高くなり陽気が盛んになる季節です。その一方で、季節の変わり目でもあるため、体調には十分気を付ける必要があります。
今回は、春を快適に過ごすために、薬食同源の考え方をベースにおすすめの食材をご紹介します。
春は五臓※の「肝」の負担が大きくなりやすい季節です。その理由は冬の間にためこんだ不要なものを体の外に排出しようとするため、フル稼働し疲弊しやすくなるからです。
漢方において「肝」は内臓の肝臓そのものではなく、自立神経や血(けつ)を貯める機能を言います。
※五臓:身体の機能や働きを5つ(肝・脾・心・肺・腎)に分類した概念
つまり、「肝」が乱れてしまうと、イライラする・眠れなくなるなどの症状が現れます。また、頭痛やのぼせなどの症状も「肝」の働きすぎと言われています。そのため、「肝」の働きを高めることがポイントになります。
酸味:「肝」の働きを助ける → 柑橘類、いちご、梅など
※ただし、胃腸が弱い方は食べすぎ注意。
苦味:解毒作用があり、「肝」の働きを高めます。 → 食材:筍、ふきのとう、セリなど
漢方は一般的に薬と思われがちですが、日ごろからとっている食材にも栄養とは違った視点の意味があります。ぜひ気になった方は調べてみてください。
※治療ではなく、養生法であることをご了承ください。
参考:
【春の薬膳食材】漢方で考える春の症状と漢方薬 - 漢方の知恵で、もっと健やかに美しく。Kampoful Life (kracie.co.jp)
春は「肝」の働きを高めましょう 解毒を促す薬膳レシピ5選|楽しむ・学ぶ|養命酒製造株式会社 (yomeishu.co.jp)
季節の変わり目! 内側から心と体を整える「春の養生」|PLUS THERMOS(プラスサーモス) ~日々の暮らしのヒントに~
体を温める食べ物「薬膳」の考え方で冷え症対策 - 薬膳 - 養生のすすめ - 漢方通信 - ツムラの一般向け製品サイト (tsumura.co.jp)
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