「痛み止め」は、効き方の違いによっていくつかの種類に分けられます。
薬局やドラッグストアで買えるものから、病院でしか処方されないものもあります。
今回は病院で処方される頻度の高い「痛み止め」を中心に特徴をご紹介します。
※薬の名前は全て成分名です。
NSAIDsと呼ばれるグループで、痛み止めとして一般的な成分です。
抗炎症作用、解熱作用があり、一部市販薬にも入っています。
📌腎障害や胃腸障害の副作用があり、もともとこれらの既往がある人では注意が必要です。また、稀に喘息を引き起こすことがあり、喘息がある人も注意が必要です。
抗炎症作用はありませんが、解熱作用があり、解熱薬としてもよく処方されます。一部市販薬にも入っています。小児では鎮痛薬、解熱薬共にアセトアミノフェンが推奨され、安全性が高いとされます。
📌高容量を長期間飲む際は、肝障害に注意が必要です。
麻薬と同じオピオイド受容体というところに作用しますが、その効果は弱く、麻薬の様な厳重な管理は必要ありません。市販薬には入っていません。アセトアミノフェンとの配合剤も存在します。
📌吐き気や眠気、便秘などの副作用に注意が必要です。吐き気は飲み初めに多く、一週間程度吐き気止めが一緒に処方されることがあります。
神経障害(帯状疱疹後や末梢神経障害など)による痛みに対して処方されます。症状に合わせて、少しずつ増量します。市販薬には入っていません。
📌めまいや眠気などの副作用に注意が必要です。
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