「永寿総合病院看護部が書いた新型コロナウィルス感染症アウトブレイクの記録」が、3月29日に発売されました

あの時、病院の中では何が起こっていたのか、看護部ではどんなことを考え、どんなことを行っていたのかを伝えたいと思います

今年も裏の公園にきれいな桜が咲きました。昨年の今頃、永寿総合病院は大変な状況になっていました。桜を見る暇もなかったでしょうとのメッセージと共に桜のリースが届き、春に気がついたりしました。今もたくさんの患者さんを思い出しています。お亡くなりになられた患者様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
本書の出版のお話を頂いたのは、新型コロナウィルス感染症の日本の第1波が収束し、第2波が来るかもしれないと危惧されている頃でした。一刻も早く、私たちの経験を伝えたいという思いで取り組みました。
1年前と比べ、一般の方々も含め感染対策についての意識は大きく変化しました。感染対策のマニュアル本はたくさんあります。私たちにできることは、あの時何が起きていたのか、どのような対応をしてきたのか、ということを伝えることだと考えています。
私たちの経験が少しでもお役に立てれば幸いです。