新入職者研修 Day9②
午前中は、導尿や排尿の際の注意点、カテーテルの種類・特徴などについて講義を受けたあと、当院で実際に使用している膀胱留置カテーテルを用いてバルーンを留置する練習を行いました。
膀胱留置カテーテルは適切に使用しないと、尿路感染症や尿道損傷、膀胱結石などの合併症を引き起こす原因になります。
先輩看護師のアドバイスを受けながら、手順や注意点、患者さんへの声掛けの仕方などを学びました。
膀胱留置カテーテルを要する患者さんとは、外科系・内科系どちらに配属されても関わる機会があります。
学んだことを活かし、しっかりと適切な管理をすることが大切、というお話がありました。
午後からは、シリンジポンプ・輸液セット・輸血セットについて、主に誤った使用や医療事故の事例を学びました。
はじめに、シリンジの使い方や仕組みについて説明を受けました。
シリンジは非常に頑丈に作られていますが、誤った使い方をすると破損し、医療事故につながる恐れがあります。
研修では実際に破損させてみることで、正しい使い方や注意点を学びました。
次に、輸液セットについて学びました。
当院では三方活栓のコックを使用しており、その使い方を実際に触って確認しました。
また、チューブの素材や強度についても説明を受けました。
PVCフリーのチューブは、従来の塩ビ素材と比較してインスリンなどの薬液に強い反面、外的な衝撃に弱い面があります。
どれくらいの力で破損するのか、自分で力を加えて、体験してみました。
最後に、輸血セットについて、主に血液漏れについての説明を受けました。
また、検体の取り違えや針刺し事故の動画を視聴し、医療事故の防止について学びました。