3rd day schedule
①嚥下障害・口腔ケアについて
②緩和ケアについて
③がん疼痛緩和について
④認知症看護について
口腔ケアについて
研修では初めに、歯科衛生士から口腔ケアについての説明がありました。
口腔ケアは、口の働きの機能を維持することにつながる重要なケアです。
また、自分の力で食べられることは、患者さんの元気につながるだけでなく、栄養状態が良くなり、身体の回復を助けることにもつながります。
ケアの原則は安全・安楽が基本ですが、口腔ケアは受ける方に「気持ちいい」思っていただくことも大切です。
自分や自分の家族にもしてほしいケアになっているかを考えながら、口腔ケアを行うことが重要というお話がありました。
摂食障害について
当院の摂食・嚥下障害障害看護認定看護師は、NSTの専従として勤務しています。
当院では低栄養の世界的診断基準「GLIM基準」を導入しており、各病棟のリンクナースや院内の歯科衛生士と連携しながら、患者さんの栄養療法、口腔ケアの方法を検討・提案しています。
口腔内清掃や機能的口腔ケアは、その必要性や口腔ケア用品の特徴をしっかり理解したうえで患者さんに提供することが大切です。
研修では、どのような患者さんに対しどのようなケア用品を使用するのが望ましいのか、食事介助に入る際の基本的な動作、とろみ食のとろみのつけ方などについて学びました。