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nurse_days ナースの日々

ラダーⅠトライ者研修 静脈注射院内認定制度研修 STEP2

Date:2024.07.22 ラダーⅠトライ者研修 静脈注射院内認定制度研修 STEP2 当院では、日本看護協会の『静脈注射の実施に関する指標』をもとに、ガイドラインを作成し『静脈注射院内認定制度』を実施しています。 当院の看護師は各自認定されたSTEPに基づいて、許可された範囲内での静脈注射の実施を行うことが出来ます。今回は、新卒看護師を対象に行われた、STEP2の様子をお届けします。
STEP1の研修は、5月10日に行われました! その研修の様子も是非ご覧ください!Tapでブログをcheck!!
研修の目標 ①安全に静脈注射を実施するにあたり必要な医薬品情報の収集方法がわかる②ハイリスク薬剤の取り扱いがわかる③輸血・血液製剤について学び安全に取り扱いができる 静脈注射に必要な医薬品の情報収集 まずは、医薬品の情報収集についてです。はじめに、メディケーションエラー(薬剤に関連したエラー)は重大な結果に結びつきやすいうえ、注射・点滴の業務は、複数の人間が関与する、薬剤・注射器・輸液ライン・輸液ポンプなど様々な使用物品があるなど、複雑なシステムのため、より注意を払い業務を行うことが重要であること、メディケーションエラー防止のためには、医薬品に関して専門職としての正しい知識と疑問を解決する術を持つことが大切であるとお話がありました。次に、医薬品添付文書・医薬品医療機器総合機構(PMDA)・電子カルテ内の医薬品情報検索システム、以上3つの情報収集方法についての説明がありました。ハイリスク薬剤について 次は、ハイリスク薬剤の安全な使用方法についてです。ハイリスク薬剤とは、事故が発生した場合、患者の生命に危険を及ぼす可能性が高く、使用上および管理上とくに注意しなければならない医薬品のことです。投薬治療のプロセスに関わる全ての職員がハイリスク薬の用法・容量・投与速度・投与経路
などに注意が必要な医薬品と認知し、それぞれがもつ危険を回避して事故を防ぎます。診療報酬で定められた12種のハイリスク薬についてや、当院ではハイリスク薬をAランク・Bランクに分けて取り扱い方法を規定していること、ランクに応じて保管方法が異なること、ランクそれぞれの対象医薬品とその効果・効能・用法・容量などについて学びました。また、毒薬・劇薬・麻薬・向精神薬の保管方法や取り扱い方法、トラブル発生時の対処方法、当院で金庫管理している薬剤についても学びました。血管確保について 次は、血管確保についてです。血管確保とは、必要時に薬剤が投与できるよう、静脈内に針を留置し静脈からの輸液路を確保する処置のことです。血管確保の必要性や、確保時の針の選択、血管選択と穿刺時のコツ、血管確保時の注意点、中心静脈ポートとは何か、中心静脈カテーテルの種類、ポート使用時のトラブルなどについても学びました。
輸液療法 座学の最後は輸液療法についてです。輸液療法の目的や輸液の種類、輸液量の計算方法、適合試験と血液型不規則抗体スクリーニング、血液製剤の管理方法、輸液の手順、副作用出現時の対応などについて学びました。技術研修 座学の後は、血管確保の技術研修を行いました。先輩によるお手本を見たあとに、模型を使用した技術研修を行い、最終的にはお互いの腕を貸し合い、実際の腕での技術研修を行い、研修が終了しました。技術研修の様子を動画でCheck!


新卒看護師 静脈注射実施までの道のり ①STEP1・2の集合研修を受講する CLEAR!!②所属病棟でラダーⅡB以上を取得している先輩看護師立ち会いのもと模型を使用した技術研修を5例以上行う③所属病棟でラダーⅡB以上を取得している先輩看護師指導のもと他の看護師などの腕を借り、血管確保を行う④所属病棟の係長・主任・教育委員による技術テスト(チェックリストを用いた評価)を行う⑤技術テスト合格で、患者さんへの静脈注射が可能

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