ラダーⅠトライ者研修 心電図研修
今回は8月16日に行われた、新卒看護師研修-ラダーⅠ 輸液・シリンジポンプ研修-の様子をお届けします!
輸液ポンプとシリンジポンプは、一定の速度で薬剤を持続的に投与するためのME機器です。
とても便利な機器ですが、取り扱い方法を間違えるなどしてしまうと重大なインシデントやアクシデントにつながる危険性があるため、正しい取り扱い方法で使用することがとても大切です。
まずは、当院で使用している輸液ポンプ・シリンジポンプについてと、それぞれの使用基準について学びました。
輸液ポンプは、流量精度が±10%で大流量の輸液投与が必要な場合に適しています。
取り扱い方法について動画を視聴して学んだ後、実践練習を行いました。
また、アラームが鳴る原因やその時の対処法などについても実践を行いながら学びました。
次は、シリンジポンプの取り扱い方法についてです。
シリンジポンプは流量精度が±3%で、少ない量の薬剤を一定の時間内により精密かつ正確な量・速度で投与することが出来ます。
先程と同様に、取り扱い方法について動画を視聴して学んだ後、実践練習を行いました。
研修に参加した新卒看護師からは、
「以前は扱い方が分からず、輸液・シリンジポンプを触る事に恐怖心を感じていたが、今回の研修を通してその恐怖心を軽減することができた。」
「ポンプの基本的な使い方と、性能を理解することができた。」という声が聞かれました。
実際に触れ、練習を行うことで有意義な研修だったという感想が他にも多くありました。
最後に、昨年度の輸液ポンプ・シリンジポンプに関する当院でのインシデントレポートから、どのようなインシデントが多く、特に気を付けるべき事項は何かを学びました。
今回の研修で学んだことを活かし、実際の現場でも安全に輸液ポンプ・シリンジポンプの取り扱いができるよう努めて参ります。