ラダーⅠトライ者研修 心電図研修
7月25日に、新卒看護師を対象とした、静脈注射院内認定制度研修 STEPⅡが行われました。今回は、その様子をお届けします!
前回の静脈注射院内認定制度研修では、STEPⅠとして基礎的な知識を学びました。
静脈注射院内認定制度研修STEPⅠの様子はこちら
今回のSTEPⅡでは、
を目標に掲げ、研修を行いました。
まずは、医薬品情報についてです。
メディケーションエラー(薬剤に関連したエラー)を防止するため、静脈注射を実施する際に確認すべき事項や、医薬品の情報収集方法を知り専門職として正しい知識を持つこと、疑問を解決する術を持つことが大切であることなどを学びました。
また、静脈注射の方法や特徴、静脈炎が発生しやすい薬品、急速投与注意薬剤、禁忌薬品、医薬品の情報収集方法として医薬品添付文書、PMDA(医薬品医療機器総合機構)のHPからの最新医薬品情報、電子カルテ内の検索システムについて学びました。
次は、ハイリスク薬についてです。
ハイリスク薬は、抗悪性腫瘍薬や不整脈用剤、抗てんかん剤、糖尿病用剤などがあり、事故が発生した場合患者の生命に危険を及ぼす可能性が高く、使用上及び管理上特に注意しなければならない医薬品です。
当院では、ハイリスク薬をAランクとBランクに分け、取り扱い方法を規定しています。
ランクぞれぞれの対象薬品と、薬品ごとの効果・効能・用法・容量を学びました。
また、毒薬・劇薬・麻薬・向精神薬の保管方法や取り扱い方法、トラブル発生時の対処方法、当院で金庫管理している薬剤について学びました。
次は、輸血療法についてです。
輸血療法の目的や、輸血の種類、輸血量の計算方法、適合試験と血液型不規則抗体スクリーニング、赤血球製剤・血小板製剤・血漿製剤それぞれの管理方法、血管の確保方法、輸血手順、副作用出現時の対応について学びました。
最後は、血管確保についてです。座学で、血管確保の必要性・血管確保時の針の選択・イントロカン使用方法・血管選択のコツ・穿刺時のコツ・血管確保時の注意点・中心静脈ポートの取り扱いについてを学んだ後、実践に移りました。
まずは、下記の1連の流れを先輩看護師のお手本を見て学びました。
お手本を見学したあとは、模型を使用し穿刺と抜針の実践練習を行いました。
模型での練習をした後は、先ほどの先輩看護師のお手本同様、①患者登録 ②6Rの確認 ③血管確保 ④抜針の流れをお互いの腕で、実践練習を行いました。
今回の研修で学んだことや、実践練習での反省点などを踏まえ今後も練習を重ねていき、安全な静脈注射の実施ができるよう努めて参ります。