ラダーⅠトライ者研修 輸液・シリンジポンプ研修
今回は、看護部の希望者を対象として、7月19日に行われた、BLS研修の様子をお届けします!
BLSとは、BasicLifeSupportの略称で、心肺停止または、呼吸停止に対する一次救命処置のことを指します。BLSは、専門的な医療機器や薬品などを使用する必要がないため、正しい知識や適切な処置方法を身につけていれば、誰でも行うことが可能な救命処置です。
BLSは看護師として必要不可欠な知識・技術です。実際にBLSが必要となる場面に遭遇した際に焦らず対応するためには、日頃からの訓練が大切です。
今回は、当院救急外来看護師のBLSインストラクターチームが講師となり、指導を行いました。
まずは、BLSを行う上での、知識や手順、注意すべき点などを座学で学びました。
BLSを行う前に、周囲が危険な状態だと、2次被害の危険があるためまずは安全確認を行うことや、周囲への声掛けは大きな声で的確な言葉ですること、胸骨圧迫を開始したら圧迫の評価を行う時、除細動による通電時以外は基本的に止めてはいけないことなどを学びました。
座学の後は、実践に入りました。
まずは、脈拍の触知方法と正しい胸骨圧迫方法をインストラクターのお手本を見て学びます。
お手本を見て学んだ後は、正しい姿勢、正しいテンポ、5センチ以上6センチ未満の深さの力加減で胸骨圧迫を行う実践練習を行いました。
胸骨圧迫実践練習の様子
バッグバルブマスクを使用した人工呼吸器実践練習の様子
次は、院内で心肺停止状態の傷病者に遭遇した場面を想定し、
というBLSの一連の流れの実践練習を行いました。