Eijuラダーが育てたい看護師像
『 地域医療に貢献できる
看護実践能力を持つ看護師 』
急性期医療から在宅移行に向けた支援、看取りまで対応できる専門実践力と
患者の生活を支える視点で援助でき、どこでも通用する実践力で
地域医療に貢献できる看護師を目指します。
看護実践能力
根拠に基づき、看護を計画的に実践する能力。高い技術をもち、看護過程を展開する力
対人関係力
自己と他者を理解し、人間関係を調整する力
自己教育力
専門職者として自己研鑽し、教育を担う力
マネジメント力
組織の中で自らの役割を見出し、主体的に参画する力
看護倫理力
豊かな感性をもち、倫理的課題に気づき対処できる力
5つの土台となる看護実践能力
『日々一緒に成長できるよう心掛けています。』
病棟では学校で学習していないことも多くあります。分からない事や知らない事ばかりで日々覚える事がたくさんあるので大変だと思います。誰もが新人の時に通る道です。私も新人の頃は、毎日が緊張と学習の日々で大変なことがたくさんありました。しかし、患者様から「ありがとう」と声をかけていただいた時にはとても嬉しく、やりがいや達成感を感じることができました。自分が新人だった頃を思い出しながら、支えになれるような指導を心掛けています。
『優しく丁寧な指導の下、理想の看護師像に少しでも近づけるよう日々成長していきたいです。』
病棟の看護師に憧れて配属を希望しました。実際に業務に就くと思っていたよりも大変で、やる事、覚える事が多く忙しい毎日を送っています。でも、プリセプターや先輩方が毎日そばで一つ一つ丁寧に指導してくださいます。「焦らないでゆっくりでいいからね」と声をかけていただけるので、とても心強く安心できます。また、私ができるようになった事などをその都度伝えてくださるので自分の成長にも気づく事ができ、自信にも繋がっています。今はまだできないことの方が多く、迷惑をかけてばかりで落ち込む時もありますが、優しく頼れる先輩方に囲まれながらたくさんのことを学び、確実にステップアップしていけるよう頑張っていきたいです。
専門的な資格取得を支援します!
取得条件を満たし意欲のある職員に対して、所定の教育機関で研修中の給与保障を行います。
受講期間中は研修扱いとし、基本給の支給の他、研修費補助等の支援が受けられます。
公益社団法人日本看護協会の認定看護師認定審査に合格し、ある特定の分野において、熟練した看護技術と知識を有することが認められたものをいいます。
永寿総合病院では4分野の認定看護師が、各領域の専門性の高い知識・技術を活かし、スタッフや患者さんのニーズにあわせたコンサルテーションや教育、看護ケアなどにあたっています。
病棟内での活動や組織横断的な活動など領域によってスタイルは異なりますが、ケースによっては複数領域のCNが連携をとって問題解決にあたることもあります。
それぞれが専用PHSを持っているので「アドバイスがほしい」と思った時にもすぐに誰もが相談できる体制が整っていることも特長です。
また認定看護師会を開催しており、勉強会や地域連携の会、また区民の皆さんを対象とした区民講座の開催、地域への訪問看護活動なども運営しております。
緩和ケア認定看護師の役割は、患者さん、ご家族に対して全人的苦痛の視点でアセスメントし、様々な苦痛を緩和することです。
現在、緩和ケア病棟に勤務しています。
緩和ケアはチーム医療です。患者さん、ご家族がその人らしく過ごせるケアができるように多職種で関わり、その中で円滑な実践ができるように活動しています。
昨年からのコロナ禍で、緩和ケアを受ける患者さん、ご家族の環境は大きく変化してしまいました。面会制限となり、大切な人との時間を過ごすことができない状況で、様々な場面で意思決定を求められています。そのような、患者さん、ご家族の気持ちに寄り添い意思決定の支援をしております。医療スタッフに対しては、緩和ケアにおける実践上の指導、相談、緩和ケアの普及と看護の質の向上を目指して日々活動しております。
コロナ禍のように目まぐるしく変化する状況の中で、患者さん、ご家族に満足のいくケアが提供できるように病棟スタッフが一丸となってがんばっていきたいと思います。
褥瘡管理者として主に褥瘡管理と創傷ケア、ストーマケアを行っています。WOCケアを広めていくことで他院の先生などから患者さんの肌がきれいだと褒めていただくまでになりました。当り前のようなケアの中に多くのポイントがあります。知識を持ってケアを行うやりがいを伝えていけたらと思っています。
褥瘡やストーマを保有する患者さんは在院日数が短縮する背景から慢性期・回復期の役割を担う柳橋分院へ転院しその後も継続的に関わることが多くなりました。在宅に戻った後も訪問看護師さんから電話やメールなどでの相談もあります。当院では認定看護師の在宅訪問も行えるようになりました。今後は院内のみならず、地域のリソースとして活動の場を広げ頑張っていきたいと思っています。
感染管理認定看護師の役割は、専門的知識を基盤に、施設の状況に合った効果的な感染管理プログラムを構築し、病院に関わるすべての人を感染から守り、患者さんへは安心・安全な療養環境を、職員へは安心・安全な職場環境に繋げることが大きな役割です。また、自施設の感染対策のみにとどまらず、地域全体を見据えた感染対策の実施が求められています。
すべての職員が感染管理に必要な知識・技術を身につけ、組織全体として患者さんをサポートできる体制を整えるべく組織横断的な活動を行っています。職員一人ひとりが感染対策に関する意識を維持できるよう日々努力しております。感染対策は、職員の協力なしではなしえません。感染対策も大切な看護の一つです。職員の協力への感謝を忘れることなく、チーム力を引き出しながら、質の高いチーム医療を推進していきたいと思います。
NSTの専従として、週1回のカンファレンスと回診に参加し、栄養上の問題点に対し他職種とともに改善に向けて取りくんでいます。
また、口腔ケアの質の向上と食べられる口づくりを目指し、歯科衛生士と週2回口腔回診を行っています。
血液内科病棟では、近医歯科医と病棟薬剤師も回診しており、病棟看護師と協力し化学療法を受けられる患者さんの口腔管理をしています。他にも、緩和ケア病棟や病棟看護師、言語聴覚士から依頼を受けた患者さんを訪問し口腔内観察と口腔ケア方法の提案を行い、多くのケースで口腔環境の改善を認めています。
口腔ケアは、誤嚥性肺炎の予防や基礎訓練の1つとして位置づけられ口腔機能の廃用予防となる重要なケアの1つです。回診や勉強会を通して、質の向上に努め食べられる口づくりを浸透させていきたいと思います。
患者さんやそのご家族は、がんと診断された時からさまざまな苦痛を抱えながら過ごされています。
がん性疼痛看護認定看護師は、そのような患者さんやご家族に対し身体的・心理的・社会的・スピリチュアルな側面を全人的にアセスメントし、さまざまな視点から苦痛を捉え、専門的知識を活用しながら、患者さん1人1人に合わせた個別的な鎮痛薬の使い方や副作用対策の提案、お薬を使った後の評価をしながら苦痛を緩和し、QOL(生活の質)の向上を図るという役割があります。
また安心して治療を受けることができ、その人らしい生活が送れるよう支援することも大きな役割です。
当院には緩和ケアチームがあり、外来から入院まで患者さんやご家族の苦しみに寄り添いながらケアの提供が図れるよう、他職種と連携を図りながらサポートいたします。
認定看護管理者の役割は、「患者・家族や地域住民に対し、より質の高い看護サービスを提供できるよう、自身が管理する組織の課題を明らかにし、組織内の様々な部署や人に働きかけて、組織全体のサービス提供体制の向上に取り組む。また、地域の組織間の連携を図るなど、地域全体の医療・看護の質向上に努める」ことです。
医療・看護を取り巻く状況が大きく変化する中、患者さんやご家族、地域住民の皆様に信頼される病院を目指し、安心・安全でより質の高い看護サービスが提供できるよう、人材育成と組織全体の体制向上に取り組んでいます。また、看護職が働きやすい職場作りにも注力していきます。