臨床検査科は患者様から採取された検体を扱う検体検査、細菌検査、病理検査、患者様を直接検査する生理機能検査を行っています。現在、臨床検査技師34名(常勤31名)と受付事務4名が各部門を担当し、検体が正しく採取されているか、得られた結果が信頼性の高いものか常に確認しながら、迅速に臨床へ結果を報告できるように心がけています。また臨床検査の進歩はめざましいものがあり、積極的に勉強会や学会に参加することで最先端の検査が実施できるように日頃より努めています。
テストライン(T)が出ているヒトメタニューモウイルス(hMPV)が陽性です
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病理検査室では、病理組織検査・術中迅速診断・細胞診検査・病理解剖を行っています。
内視鏡や手術などで採取された組織を標本にして顕微鏡で観察します。
病変が良性か悪性かの鑑別や、癌の広がりや転移の有無といった進行度の決定などを行います。
手術中に組織の一部を採取し、標本にして顕微鏡で観察します。
おもに病変が良性か悪性かの鑑別や、病変部が取り切れているか、転移がないかなどを調べます。
この結果により手術方針が決定されます。
尿・喀痰・体腔液などに含まれる細胞や、病変部から擦過・穿刺などにより採取された細胞を標本にして顕微鏡で観察します。
腫瘍性病変を疑う細胞の有無や、良性か悪性かの鑑別などを行います。
亡くなられた患者様のご遺族の承諾のもとに行われます。死因を明らかにするためや、診断や治療効果の検討などのために行います。
これらの結果は、今後の診断・治療といった医療の発展に大いに役立たせて頂いております。
組織を薄く切って標本を作製しています 作成した標本を顕微鏡で観察しています
細菌検査室では、患者様から採取された検体(喀痰・尿・便・膿・血液など)を培養し、どのような原因菌がいるかを見つけ出し、その菌にどの抗生剤(抗菌薬)が効くかなどを調べています。
また、新型コロナウイルスのPCR検査、抗原検査も行っています。
尿や痰などの検体を培地に塗ります 数日培養した培地をみて原因菌を推定します
顕微鏡でどのような菌がいるか観察します 新型コロナウイルスPCR検査も行っています
2階生理検査受付
エレベーターを降りてすぐ左手にあります
主に、心電図・脳波・肺機能・超音波・聴力・筋電図などの検査を行います。
階段昇降などの運動により心臓に負荷をかけ、このときに現れる胸痛などの症状や心電図変化を確認し、虚血や不整脈の判定をする検査です。
両腕・両足に血圧計を巻いて検査します。動脈硬化、特に閉塞性動脈硬化症の診断に有用です。
マウスピースを口にくわえ、息を吸ったり吐いたりして行う検査です。
検査部位にゼリーを塗り、探触子を当てて検査します。
超音波検査室 心臓、腹部など様々な部位を検査しています
睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害の診断に有用です。
脳波、鼻からの気流、筋電図、血中酸素飽和度などの生体活動を一晩にわたって測定します。
認定資格 | 取得者 |
細胞検査士 | 2名 |
国際細胞検査士 | 2名 |
認定血液検査技師 | 2名 |
認定臨床微生物検査技師 | 1名 |
感染制御認定臨床微生物検査技師【ICMT】 | 1名 |
糖尿病療養指導士 | 1名 |
認定心電検査技師 | 1名 |
緊急臨床検査士 | 3名 |
超音波検査士 | 取得者 |
消化器領域 | 2名 |
循環器領域 | 1名 |
体表臓器領域 | 2名 |
健診領域 | 1名 |
二級臨床検査士 | 取得者 |
血液学 | 4名 |
病理学 | 2名 |
微生物学 | 2名 |
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