令和4年度は、本来400床の病院であるところを看護スタッフの人員不足から292床でスタートし、徐々に人員が充足して10月には352床を開けることができました。新型コロナウィルスの感染者専用病棟を運用していますので、これ以上の増床はできない状況でした。感染の第6波から8波が年度内に発生しましたが、感染制御部を始めとする職員の適切な対応により、診療への影響は最小限に留めることができました。
退院患者数の統計では前年比113%と増加し、白内障、白血病、脳梗塞、肝臓癌、帯状疱疹などの疾患が増加していました。
手術数も前年比109%と順調な増加を示し、白内障手術、腹腔鏡下肝切除、人工関節置換術、頭蓋内血腫除去術、子宮内膜掻爬術、内視鏡下鼻・副鼻腔手術などの術式が手術数、前年比ともに目立ちました。
年齢別の統計では、全体的に高齢者の比率が高くなっていますが、とくに女性では80歳から84歳にピークがあり、90歳代の比率も高くなっていました。今後しばらくはこの傾向が続くと考えられ、嚥下・歩行などのリハビリ、認知症対策、療養型病院や老人施設との連携など、原疾患以外の高齢者特有の問題への対処がますます重要になってきます。
病院長 愛甲 聡
令和4年度の退院患者様6,974名について各診療科別に患者数上位を占める疾患を集計しました。
各疾病に対する患者数をはじめ、平均年齢や平均在院日数、自宅退院率等を掲載しています。
令和4年度、当院で行われた手術4,086件を各診療科別に集計しました。
各手術に対する患者数、平均在院日数や前年度比を掲載しています。
死亡診断書の記載に基づき、国のICDに準拠した分類を用いた原死因での統計となります。
令和4年度の分娩227件について、年齢別・診療圏別に集計しました。
前年度より分娩数も増え、また台東区以外にお住まいの方の出産も約30%程度占めています。
令和4年度の新生児227名について、新生児の性別や体重別・在胎期間別に集計しました。
在胎期間については40週が最も多く、また体重別では、3,000g~3,499gが一番多い結果となりました。
令和4年度の退院患者様6,974名について、男女別、5歳刻みで集計しました。
男女比の人数に差はなく、男性は男性全体の約30%が70代でした。女性は分娩も受け入れているため、幅広い年代が退院している構成結果となりました。
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